DS-Liteの参考

DS-Liteの簡単な図が用意出来たので記載。

 

PPPoEの欠点としてNTTとISPの間に認証サーバがある。

間といえどもNTTの拠点にあるらしく、ISP側では簡単に増やせないらしい。

その為、利用者が増えても増やせない為、遅延が発生し結果遅くなっている。

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IPv6の接続の一つでIPoEというのがある。

NTTのNGN内にある機器にISPから利用者情報が通知され、

IPv6IPアドレスが付与されるようになる。

この仕組みは認証がないので遅延が発生しにくくなり、

速度が速くなる。

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しかし、欠点がありIPv4のサイトを見る際には共有のIPアドレスを利用するため、

グローバルIPアドレスを利用するサービスやポート指定の受信が出来ない。

 

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解決策としては、マルチセッションでIPoE v6+PPPoE v4を利用する。

IPv4側でグローバルIPが必要なサービスを利用する。

以下は、greや1723などを利用する際には、IPv4側にパケット流すサンプル。

pp1:PPPoE v4

tunnel:IPoE v6

ip route default gateway pp 1 filter 56 57 58 59 gateway tunnel 1

 

ip filter 56 pass * * gre * *

ip filter 57 pass * * tcp * 1723

ip filter 58 pass * * * * 47

ip filter 59 pass * * esp * *

 

そうすることでPPTPVPNが利用出来る。

ルータによってはこのようなマルチセッションゲートウェイの切り替えができる。

beta.speedtest.net

 

プロバイダによってはIPoEではないこともあるので注意が必要。

 

主な、IPv6サービス

IPv6 PPPoE

IPv6 IPoE

があるようです。

また、IPv6 IPoEでもDS-Liteとe-MAPという方式があり、

それによっても設定方法や対応ルーターが変わってくるので要注意です。